屋根は風雨や直射日光から住宅を守る場所です。住宅の寿命は、屋根によって左右されるといってもいいほど重要です。
新築時は美しい建物も、定期的に手を加えなければ、自然と老朽化してしまいます。
自然の過酷な状況下にさらされている屋根は、もっとも影響を受けやすい場所です。
普段あまり目にしない場所だからこそ、気にしてあげることが大切です。
葺き替えとは、下地を含む屋根材をやり直すという工事で、下地からやり直すので、屋根の寿命が延びます。また、昔に比べて屋根材も軽量化されていますので、住宅全体の重みの中心が低くなり、地震の揺れに強くなります。
- 既存の屋根材を撤去します。この際に屋根材の下にあるモルタルや葺き土等を一緒に撤去します。屋根を撤去すると野地が現れてきます。
- 野地が現れたら、合板を上張りします。合板を張ることにより、既存の野地の波うちを抑え屋根材がきれいにはれます。
- ルーフィング(防水シート)を張ります。ルーフィングを張ることにより、水の浸入を防ぎます。ルーフィングを張り終えると、屋根材を張っていきます。貼り方もメーカー・商品ごとに決まっており、その商品に合わせた施工を行います。
- 屋根材を張り終えたら、棟板金等の板金役物を取付します。板金のジョイント部には、水がまわらないようにきっちりシールで処理します。これで工事は終了です。
- めくり
- ルーフィング
- 屋根葺き
- 完成
屋根リフォームの中でも手軽にできる工事です。屋根塗装する塗料には、撥水性の高いものが多く雨水をはじく効果があります。塗替えをすることで、屋根材の ひびや浮きの隙間から入る雨水の侵入を防ぎます。その中でも、遮熱性能があるものもあります。遮熱塗料を塗ることにより、熱の侵入を防ぎます。また、屋根塗装をすることによって外観を美しく保ちます。
- 屋根の塗装面にこびりついた汚れやカビ等を高圧の水流で洗い落とし、塗料の接着をよくします。
- 屋根材にシーラー(下塗り材)を、鉄部に錆止め塗料を塗っていきます。
- 中塗り・上塗りと塗っていきます。 中塗りと上塗りは同じと量を用います。 塗り終えると、最後に縁切りという作業に入ります。 縁切りとは、屋根材と屋根材の重なり部分に塗装したことによってできた塗膜をかわすきやカッター等で取り除き、隙間輪作ることです。 この工程をしないと、毛細管現象で屋根材裏面より雨水や結露で発生した水滴が吸い上げられ、雨漏りの原因となります。 この作業を行い、工事は完了です。
- 洗浄
- プライマー
- 下塗り
- 上塗り
- 完成
カバー工法とは、現状の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる工法です。
既存の屋根材を撤去する必要がない為、撤去費用を節約することができま
す。また、既存屋根材の上に施工を行う為、既存の屋根材が断熱、防音材の
代わりになります。
- まず工事前には、近隣の方にご挨拶と工事のご連絡をします
- 足場を組み、養生ネットを張ります
- 役物板金を撤去します
- 粘着系ルーフィング(防水シート)を施工
- 新しい屋根材を葺きます
- 完了したら、足場を解体し完了です
- 施工前
- ルーフィング・下地
- 貼り
- 完工